ポリヴェーガル理論とヨガについての考察
更新日:6月23日
先日、ポリヴェーガル理論の提唱者であるポージェス博士とアリエール・シュワルツ先生とのオンライントークセッションに参加させて頂く機会があり、その際の私の中での考察を書き残しておこうと思いました。
・ヨガは神経系統の浄化に繋がる
ヴェーガル・ブレーキを強化する「神経エクササイズ」と考えられている点と、系統発生学的に秩序づけられたヒエラルキーにおいての有髄の腹側迷走神経、交感神経系、無髄の背側迷走神経という順番での反応は、サットヴァ、ラジャス、タマス(トリグナ)であり、肉体及び神経経路(ナーディ)の相互浄化の流れ(粗雑なものから始まり、徐々に古い潜在物質の浄化に移行する流れ)と合い通じる。
ヨガの実践により、人間はなぜこの世に命を授かり、人間としてヨガを行うのかの意味を問う事になるが、それは当然の事であると自分の身体が全てを教えてくれる。
ポリヴェーガル理論はすでに存在していた事を言語化したものであり、ポリヴェーガル理論は既に私達が経験していた事を説明しているものであると博士は仰っていました。
先祖代々から血を受け継ぎ、肉体を得て現世に生まれた人間達は、互いに協働調整し合いながら進化を続けてきた。それは神経の進化であるため、浄化して清らかに保つ事の必要性を古代の賢者達は知っていたのであろうと思う。